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阿川佐和子  「恋する音楽小説」(講談社文庫)

阿川佐和子  「恋する音楽小説」(講談社文庫)
最近街に人通りも少なくなってきたこともあるが、やけに静かになった。気がつくと昔のように音楽といっても大概歌謡曲だったが、流れていなくなっている。皆で聴いたり歌ったりする歌が無くなったと嘆く作曲、作詞家もいる。では音楽は廃れたかというとそんなことはなく、ますます音楽を楽しむ人口は増加している。
 電車内や通りではMPやスマホからイヤホーンを通じて音楽を聴いているひとが異常に増殖している。音楽はポピュラーでなく個人、個人の趣向物に変わってしまっている。
 この時代に、音楽をベースにした小説は難しい。阿川自身の趣向を読者に訴求することになるから。まさに、この小説群は阿川自身がここで取り上げた音楽を聴きながら練り上げた小説であり、関心の無い人(それがほとんど)には、豚に真珠状態になってしまう。

| 古本読書日記 | 13:40 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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