FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

小川洋子「刺繍する少女」

小川さんの本ははじめて読みました。「博士の愛した数式」すら、未読です。
理系っぽい題材がいくつかあっておもしろかったです。木馬の博物館はちょっと行ってみたいかも。
川上弘美さんよりも現実離れしているような気はしますが、こういう気持ち悪さは嫌いじゃない。

「普通」ではない人ばかり出てきます。
何か深い意味が隠されているような、そうでもないような。
最後の話なんて、主人公がラブホテルで喘息の発作を起こし、ヒューヒューあえぎ唾液を飛ばす姿を見せたため、男がドン引きして去っていったというだけのように思える。
でも、自分の身に起こったことを年表風に表現したり、闘病記をでっちあげて寄稿したり、主人公の中にある闇というか極端な部分が描かれているわけで、もっと何か感じ取るべき(汲み取るべき)ものがあるような気がしないでもない。
あんまり自分のセンスに自信がないので、こういう作風の本に関して感想を書くのは難しいです。

パソコンではなくワープロが登場し、入力した言葉が選ばれたように黒く反転しているという描写で、なんとなく懐かしい気分になりました。我が家でも、リボンや感熱紙やフロッピーを使っていた時代がありました。
……あ、ワードやメモ帳でも(ブログの本文入力画面でも)普通に変換時は反転しますね。
でも、ワープロでカシャカシャ打つほうがこの作品に会っているような気がする。ノートパソコンやタブレットじゃなく。

どうでもいいですが、躑躅と髑髏って似てますよね。
花はかわいいのに、なぜかごてごてした漢字。

by はなゆめねえや
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

| 日記 | 11:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT