FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「シベリア鉄道9400キロ」 宮脇俊三 

宮脇俊三  「シベリア鉄道9400キロ」(角川文庫)
昭和56年、社会主義大国であるソ連のシベリア鉄道紀行記。
それにしても9400キロは長い。ロシア語が話せないからロシアの文化暮らしに交われないから、ロシアも紹介できない。ひたすら、食堂車でのビーフストロガノフとロシアシャンペンと雪の描写だけが続く。
吉村昭の本か別かもしれないが、イルクーツクで江戸時代の日本漁船での漂流民の荘蔵や日本人で初めてロシアの地を踏んだといわれる伝兵衛、そして大黒屋光太夫の話が挿入されていて、宮脇テッチャンだけでなく勉強もしているじゃんと思った。
 ロシアには56年当時、電卓はなく、飲食代の計算がソロバンで行われる。それがでかい玉が10玉もあり、パチパチでなくカタカタとでかい音がする。
 社内掃除は電気掃除機で行われるのだから、暖房も電気でスチームを作り行うべきと思うのだが、石炭の丸ストーブのみ。それが変だと・・。でもちゃんと理由があった。停電がしばしばおこるのだ。そんな時、暖房がなくなると客は凍死ししてしまう。何しろマイナス50度の世界を走っているのだから。
 それにしてもソ連はどでかい。鉄道に従事する従業員が350万人もいるそうだ。
56年当時、トランジットで私もモスクワに立ち寄った。そのとき飲んだビールが醤油の一升瓶のような瓶につまっていた。甘くとても飲めたしろものではなかった。そんなビールの洗礼がこの作品にもあり懐かしく当時を思い出した。

by はなゆめ爺や

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

| 日記 | 23:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT