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「愛という言葉を口にできなかった二人のために」 沢木耕太郎  

沢木耕太郎  「愛という言葉を口にできなかった二人のために」(幻冬舎文庫)
ノンフィクション作家は、テーマが見つからなかったり、作品創りの合間の糊口をしのぐため、映画評論記をだすことがしばしば。なぜなら作家として有名になると配給会社から招待券や試写券が贈られてきてただで大量の映画が観られるから。この作品はその安チョコで作られた作品である。
 恋愛小説や恋愛映画というのは昔は簡単に作れた。それは恋愛を阻む障害が存在し、それを愛し合う二人が乗り越えていく姿を描くか、落ちて哀れな人生に向かうかを描けば描けばよかったから。身分差、貧富差が典型的題材。
更に婚前交渉が反社会的行為としていた時代、この行為をめぐる葛藤。これらの障害が恋愛小説を簡単になりたたせた。
 その意味では、現在は恋愛小説を作ることは難しくなった。だから読者を引き付ける作品が乏しくなった。水上の小説はまさにこの障害利用し書きつくした作品ばかりだ。


by はなゆめ爺や

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