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「わが女ひとの記」 水上勉  

水上勉  「わが女ひとの記」 (文春文庫)
水上が出会った女性について、一部遍歴も含めて書き上げた作品。それぞれが、告白というよりひとつの短編に仕上がっている。
 「越前竹人形」も「五番町夕霧楼」も水上の経験を素地にして描かれていることがよくわかる。増内たか子なる名前で登場するのがかの窪島誠一郎の母であることも知れる。
最初の女性、遊郭の娼妓醜女千鶴子についての姿描写がたまらない。
 「春末のことなので、浴衣の前あわせから、もりあがった膝頭がふたつ、毛の薄い豚の腹みたいにピンクいろにみえ、青い静脈がはしっている。」
どうしてこんなリアルな表現ができるのだろう。全く驚愕する。

by はなゆめ爺や

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