FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「私説 日本合戦譚」 松本清張  

松本清張  「私説 日本合戦譚」 (文春文庫)
文芸に関わる人が描く歴史物はそのすべてが人物にスポットをあてた人物論ばかり。どうもこれがあまり面白くない。清張もしかり。
 成功を収めた人間については、その指導力、先見性、人間的魅力、統率力、戦略、すべてにおいていかに優れているかをドラマチックに描く。敗れたものにはその逆を描く。
 それは必ずしも間違いではないが、社会が変革を求めている背景。そのときの経済、生産力、人々の生活ぶりから描き、結果人間にいかないと、質の低い講談を聞いているようでどうにも具合がよくない。
 島原の乱というのがあり、これはキリシタン弾圧に対しておこされた一揆となっている。
しかしどうにも納得がいかない。キリシタン弾圧だけでこれだけ大きな反乱が起こるとは納得いかない。
 清張がちょっぴりこの作品で触れている。とても言葉ではつくせないほどの圧政があり、
百姓の反乱に宗教がくっついた。そのとおりだと思う。

by はなゆめ爺や

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

| 日記 | 17:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT