FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

 「熱い絹」 松本清張

松本清張  「熱い絹」(上)(講談社文庫)
松本清張  「熱い絹」(下)(講談社文庫)
タイ シルクで有名なブランド ジム トンプソン。シルク商売で巨万の富を築いた人物。このトンプソンが1967年3月26日、マレーシア イポの南にある保養地カメロンハイランドのコテージから失踪、行方がわからなくなる。トンプソンがCIA幹部であり、当時ベトナム戦争真っ盛りでCIA工作が暴露されてはならじと、米軍を含めおおがかりな捜索をしたが結局不明のままになってしまった。
 このトンプソン失踪事件を資料と清張の現地での調査を踏まえ、真相にせまる物語を作り上げた。こういう物語は現実の結果、すなわちトンプソンがいまだ行方不明、仮に殺され犯人が物語上わかったとしても、逮捕されるわけでもない、で、どうしても尻切れとんぼで後味がすっきりしない物語になってしまうのが難点。
 昔よく訪れたイポーや観光に行ったカメロンハイランドを思い出しなつかしく感じた。
イポーがマレーシア共産ゲリラの巣屈である背景がこの小説でよくわかった。
 カメロンハイランドのジャングルにはマレー先住民サカイ族がいまだ健在。抑圧されている現状を脱却するため、ゲリラ活動をしているとのこと。

by はなゆめ爺や

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

| 日記 | 17:18 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT