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 「昭和史発掘①」 松本清張 

松本清張  「昭和史発掘①」 (文春文庫)
清張の最も代表作のひとつ。「昭和史発掘」シリーズ。全部で13巻。週刊文春46年から掲載。最近新装版がでて古本でも高価なため、半分ほどを読了。あとは売価が下がるのを待っている状況。週刊誌掲載のため、シリーズごとの長さが同じ。それでシリーズによっては書き足らなくて物足りなさが残ったり、逆に同じことを繰り返し書いたりし、横道にそれたりして、結局なにを言いたいのかよくわからないものも多々あり、評判のわりには読みにくい。
 一巻めでは「芥川龍之介の自殺」を扱っている。
私が芥川にあこがれたのは、短編の最後の数行が鮮やかであり余韻にひたれるところ。どことなく落語のオチにも似ている。清張の短編も芥川にずいぶん影響されオチがぐっといつもせまってくる。芥川の自殺の要因、清張はごてごていろんなことを言いすぎもうひとつよくわからない。
 ただ、生の人間によりそい、生の人間を書こうとした作家には自殺する作家はいない。逆に生の世界を忌避し、文章表現や芸術に凝り、頭だけで作品を作るひとは、どこかで自らの作品にばからしくなったり、テーマも枯渇し、奥脳をくりかえし自殺だったり、それに近い死に方をする。
 芥川、漱石、川端康成、三島由紀夫など。

by はなゆめ爺や

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