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 「風の視線」 松本清張 

松本清張  「風の視線」(上)(文春文庫)
松本清張  「風の視線」(下)(文春文庫)
導入部で、新進カメラマン奈津井と千佳子のとある作家まで巻き込んでの全く心の通わない奇妙な新婚旅行があり、その最中に死体がでてきたりして、これはミステリーかと思い読み進むと、この話が途中でスーっとなくなり、新聞記者久世と亜矢子の不倫に話が移行。
 そこに突然亜矢子の夫が休暇をとってシンガポールから帰国。その夫竜崎は千佳子と触れ合う。誰が主人公で、何が物語の軸になっているのかまったくわからない。
 暮らしとか、仕事とか生活のそれぞれの登場人物の背景が殆どえがかれていないため、人形が動いているみたいで、実感がまったくともなってこない。
 清張、ミステリーのようにどこかに現実おきた事件の下地があって、それを想像力を駆使して作品を作り上げていれば大向こうをうならせる作品になるのだが、恋愛不倫物語は清張の頭でこねくりまわし作っているため、ぐっと作品のレベルがおちる。

by はなゆめ爺や

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