「パスタマシーンの幽霊」川上弘美
短編集です。どれも味があってよかったです。
「センセイの鞄」しか読んだことがなかったのですが、純文学(たぶん)なのに読みやすい。

気に入ったのは、次の3つ。
「ほねとたね」
女子高生の心に、恋じゃないけど何かが残るという話。私の親世代なのに、十代の女の子のもどかしい気持ちや衝動を描くのがうまいです。
「ナツツバキ」
男性との交際経験がない、ベランダ園芸に凝っている女性が、コロボックルの男性と恋をする話。好評だったのか、この二人は別の話にも出てきます。
高尾山は私も行ったことがあります。植生を気にする余裕はなかったですが。うーん……もったいない。(11/7の日記参照?)
「海石」
読んだとき、下の図を思い出しました。

最初は雌がいて雄を次々に引き寄せ、下の層にいる(雌に接している)雄から、雌に性転換していくそうな。
スティーブン・ジェイ・グールド「フラミンゴの微笑」に出てきます。
海の中には繋がって重なって生きている生き物がけっこういるようです。中には、それぞれが決まった機能に特化してしまい、集まって一つの個体みたいになっているのもいるんだとか。
どうでもいいですが、私も川上さんと同じく理学部生物科出身です。お茶の水じゃないけれど。
by はなゆめねえや

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「センセイの鞄」しか読んだことがなかったのですが、純文学(たぶん)なのに読みやすい。

気に入ったのは、次の3つ。
「ほねとたね」
女子高生の心に、恋じゃないけど何かが残るという話。私の親世代なのに、十代の女の子のもどかしい気持ちや衝動を描くのがうまいです。
「ナツツバキ」
男性との交際経験がない、ベランダ園芸に凝っている女性が、コロボックルの男性と恋をする話。好評だったのか、この二人は別の話にも出てきます。
高尾山は私も行ったことがあります。植生を気にする余裕はなかったですが。うーん……もったいない。(11/7の日記参照?)
「海石」
読んだとき、下の図を思い出しました。

最初は雌がいて雄を次々に引き寄せ、下の層にいる(雌に接している)雄から、雌に性転換していくそうな。
スティーブン・ジェイ・グールド「フラミンゴの微笑」に出てきます。
海の中には繋がって重なって生きている生き物がけっこういるようです。中には、それぞれが決まった機能に特化してしまい、集まって一つの個体みたいになっているのもいるんだとか。
どうでもいいですが、私も川上さんと同じく理学部生物科出身です。お茶の水じゃないけれど。
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