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 「彩り河」 松本清張

松本清張 「彩り河」(上)(文春文庫)
松本清張 「彩り河」(下)(文春文庫)
結構面白い。3つの要素が物語で流れる。
企業に寄生して生きるブラックジャーナリズムの特質。相互銀行がサラ金を大きな融資先にするため、サラ金を大蔵省認可の金融機関にさせる、そのための政治家や大蔵省と相互銀行の癒着。相互銀行経営者の銀行の私物化。
 この3つの要素がからみあって、変死、殺人事件が多発する。
昭明相互銀行の重役をおり、高速道路料金所の係になっている井川がどうして多殺事件の真相に迫らねばならないか動機に納得できない弱さはあるが、物語はよくできている。
 この作品でジョーとよばれる銀座の夜の交通整理をしている男がでてきて、最後にこの物語で最も重要な役割を果たす。このジョーが清張の苦難の青春時代の姿とダブル。

by はなゆめ爺や

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| 日記 | 16:53 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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