FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「日本の黒い霧」 松本清張 

松本清張 「日本の黒い霧」(上)(文春文庫)
「下山事件」 官僚、政治家の汚職大疑獄「昭和電工疑獄」「造船疑獄」
戦後初の「日航機墜落 木星号事件」などの真相に清張の推理が迫る。
「下山事件」日本最初の国鉄総裁下山の鉄道轢死事件を扱う。いくつかの清張推理の中ではこれと、北海道札幌で起きた白鳥警部射殺の「白鳥事件」が犯人らしき人間までいきついて真相に近くなっている。
 面白いのは「木星号墜落事件」。当時はアメリカ占領支配時代。事故が起きたとき、GHQは、墜落現場は浜名湖湖上で、全員救出に成功と発表。それで、地元警察や新聞記者が現地に飛ぶ。しかし、墜落したはずの機体はどこにもない。すると一日おいてGHQは実は三原山に激突、全員死亡と発表。なぜ最初浜名湖の偽情報をだしたのか。ここを清張が
推理する。
 2大政界疑獄では、清張がいつも指摘するように、ここでも下級官僚が自殺している。
下級官僚の哀れさと屈折感を哀切をこめ清張の推理がなされる。

松本清張 「日本の黒い霧」(下)(文春文庫)
下巻は清張が別途作品にした「帝銀事件」、「松川事件」「公職追放とレッドパージ」などが俎上にあげられている。
 上下巻を通じてわかったこと。アメリカは戦争直後は日本を戦争をしない平和を愛する
そしてどこよりも自由で民主的な国家を実験的に作ろうとしていた。だからそんなときに生まれた憲法は、変えないほうがよいのかもしれない
この自由、民主的で開放的気分を味わった日本国民の風土は今も綿々と生き続けている。韓国は呉善花さんの里帰りの入国を拒否。中国は、よくテレビにも出演、中国を代弁する朱健栄氏を拘束、上海当局が現在取り調べをしている。日本は、韓国の愛国政治家の入国を認める。そして政治家の抗議行動をテレビが仰々しく報道する。
 中日、朝日を読んでいるけど。社説や意見をみていると中国、韓国の代弁をしているのではと時々錯覚する。
 さて理想を追った自由、民主国家作りが変貌したのが朝鮮戦争。松川事件、帝銀事件、下山事件、レッドパージ、これらの事件はすべて朝鮮戦争とむすびついている。

by はなゆめ爺や

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

| 日記 | 21:28 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT