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「虎と月」柳広司

十代前半の若者も楽しめるように書かれたというだけあって、読みやすかったです。
というか、薄さのわりに説明臭いところやまだるっこしいところがありました。同じことを二度も書かなくていいとか、いくらなんでも主人公は鈍すぎるだろうとか……。

授業で「山月記」をやったとき、国語の先生が「日本人が作ったものだけあって、ここに出てくる漢詩はそんなに巧くないな」みたいなことを言っていました。
まぁ、「天才だった男が作った詩」「虎になってもなお知能やセンスは失われていない」という設定だから、どうしても要求が多くなってしまうんじゃないかなと。
私にはうまい下手なんてわかりませんでした。
この作品に引用されている故事とか漢詩とかは、なんとなく見覚えがありましたが、あんまり国語の勉強に熱心だったわけじゃないのです。

漢詩の解釈がトリックになっているのは面白いです。
「虎になんてなっていませんでした」というオチじゃなくてよかった。

高校時代に知った作品としては、「山月記」より「狐憑」のほうが印象的でした。
この2作以外は知りませんが、じいやの棚には中島敦の作品集もあったので、いずれ読んでみようかとも思います。

by はなゆめねえや

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