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「ビター・スウィート・ビター」沢木まひろ

日本ラブストーリー大賞受賞作です。(「さくら動物病院」の前年)
性描写が具体的です。がっつり喘いだり、生殖器の形を描写したり。読んだ大賞受賞作はこれで4作目ですが、他はそのあたりあっさり流していた気がします。
受賞時点でプロだったということもあり、完成度は高いと思います。

途中で視点が変わるのですが、第一部のヒロイン目線では荒っぽそうな男に思えたヒーローが、第二部で語り手になったら一人称が「僕」で、意外な感じはしました。
話としては面白いですが、男性視点で「彼女は美しい」「こんな風に言われると抱きしめたくなる」「彼女を連れていると誇らしい」と恋人の美しさをたたえられると、距離を感じなくもない。

「体だけの関係は複数の男性と結ぶけれど、誰かを好きになるつもりはない。家族なんていらない」というヒロインが、純粋(「心正しい」とヒロインは言う)なヒーローと出会う。一度不感症になり彼を遠ざけようとしてみるも、最後は心通じ合った最高のエッチをして、彼と生きていくことを決めて、ハッピーエンド。
彼女が今の生き方を決める上で大きな影響を与えた女性(美容師としての先輩)も終盤に登場し、彼女を新しい人生に踏み切らせるような話をしてくれて、うまく収まっています。
映画やドラマのノベライズとか原作を読んでいるような気分でした。

ただまぁ、ストレートなラブストーリーはあんまり好みじゃないとわかりました。

by はなゆめねえや

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