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土屋賢二   「急がば転ぶ日々」(文春文庫)

 春風亭小朝の落語をYOU TUBEで夕食後楽しんでいる。小朝の風貌、身のこなしは、女性を演じると見事にはまる。だから、小朝の枕の小話は女性をおちょくり笑いを取るのが殆ど。しかし、最近は男女格差の問題が大きく取り上げられ、ちょっとしたおちょくりでも、セクハラと糾弾されてしまう。

 本書は長年続く週刊文春の名物コラム「ツチヤの口車」を編集したものである。作者土屋さんは、かってはお茶の水女子大で教授をしていて、多くは自虐的コラムを書くが、その原因を作る女子大生に卑屈な恨みを描き、読者の喝采を享受。それが受けて長年コラムが続く。

 今は女子大教授を退官したので、女子大生に代わる対象が奥さんまたは一般の女性ということになる。

 それでこんなことを書くことになる。

  男も女もダイエットに失敗する。男は挫折感にさいなまれ、その上に女に「意志薄弱!」と責められ大きなダメージを受ける。しかし女は意志薄弱とは考えない。そのダイエット法が自分に合わないからうまくいかなかったのだと考える。そして試すダイエット法は簡単にできて、すぐ効果がでるものでなければダメと考える。眠るだけとか錠剤を飲むだけとか。結果自分に合わないダイエット法と体重がどんどん増えていくことになる。

 男を見てくれで判断する。鼻毛がでている。はげ。食べ方がきたない。服装がださいと「これはクズだ。」と。

 完璧な男はいないから、原石を磨こうとするが、いくら磨いても石は石。しかし女はみんな男が悪いと考え、自分の判断が間違っているとは決して思わない。

 こんなことを書き連ねて、大丈夫かと心配になる。上野千鶴子先生から強烈な批判を浴びないかと。でも、申し訳ないが、小朝も土屋さんも、ひるまず頑張ってほしいと私は強く希望する。

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| 古本読書日記 | 06:12 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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