東野圭吾 「白馬山荘殺人事件」(光文社文庫)
このミステリーには2つ解明すべき事件がある。殺人と、盗品の隠し場所を突き止めることである。
盗品は、箱に入れられ、ある場所に埋めて隠される。
この場所がどこか、英国の古い童謡をあつめたマザーグースのうちの幾つかの童謡が事件関係者が宿泊したそれぞれの部屋の壁掛けに書かれていて、それが暗号になっていて、暗号を解読し、隠し場所を特定してゆくこと。
それから殺人。これは古典的な密室殺人。このカラクリを解き明かすこと。
この密室が、一般的な密室ではなく、変形密室になっている。
殺人は寝室で実行されるのだが、寝室に入る前にリビングルームがあり、そこを通らないと寝室にはゆけない。
それから、殺人の共犯者がいるということ。このことを組み合わせることによって、密室風殺人事件が実行される。
犯人は殺害を実行し、窓を開けて、そこから逃走する。この窓は、内側に降ろし鍵がついていて、この降ろし鍵を上げて、窓をあけ外へでるのだが、死体が発見されたとき、降ろし鍵締まっていた。当然、これは、リビングに隠れていた共犯者が、犯人が窓から外へ出た後、降ろし鍵を降ろし閉めたということになる。
少しトリックが複雑。
それより、きっと誰かがすでに使っただろうトリックが物語で紹介されている。降ろし鍵の部分に雪をすりつけておいた状態で窓をあけて外にでる。窓はもとに戻す。すると雪が溶けて、降ろし鍵が下りて、窓に鍵がかかった状態になる。
二番煎じになるかもしれないが、このトリックのほうが一段と優れている。
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盗品は、箱に入れられ、ある場所に埋めて隠される。
この場所がどこか、英国の古い童謡をあつめたマザーグースのうちの幾つかの童謡が事件関係者が宿泊したそれぞれの部屋の壁掛けに書かれていて、それが暗号になっていて、暗号を解読し、隠し場所を特定してゆくこと。
それから殺人。これは古典的な密室殺人。このカラクリを解き明かすこと。
この密室が、一般的な密室ではなく、変形密室になっている。
殺人は寝室で実行されるのだが、寝室に入る前にリビングルームがあり、そこを通らないと寝室にはゆけない。
それから、殺人の共犯者がいるということ。このことを組み合わせることによって、密室風殺人事件が実行される。
犯人は殺害を実行し、窓を開けて、そこから逃走する。この窓は、内側に降ろし鍵がついていて、この降ろし鍵を上げて、窓をあけ外へでるのだが、死体が発見されたとき、降ろし鍵締まっていた。当然、これは、リビングに隠れていた共犯者が、犯人が窓から外へ出た後、降ろし鍵を降ろし閉めたということになる。
少しトリックが複雑。
それより、きっと誰かがすでに使っただろうトリックが物語で紹介されている。降ろし鍵の部分に雪をすりつけておいた状態で窓をあけて外にでる。窓はもとに戻す。すると雪が溶けて、降ろし鍵が下りて、窓に鍵がかかった状態になる。
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