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風間完    「エンピツ画のすすめ」(朝日文庫)

 エンピツ画の大家が、エンピツ画の描き方を、その対象選び、画材選びなどを詳細にわたって、綴ったエッセイ集。

 申し訳ないが、全く絵画に関心の無い私、そのエンピツ画の描き方の詳細、読んでみたがかなりチンプンカンプン。とても、この作品の紹介評価はできない。肝腎のところは避ける。

 ごくたまに、地区で主宰している読書会に参加する。参加者は、60代以上が中心だが、中には数人20代の人もいる。
しかしいつも雰囲気がもう一つ。私より年上の人が、知識を背景に読み方、本の解釈の仕方をとうとうと述べ、若い人の意見は反射神経的に否定。年寄りの老害を振りまくからだ。

 この本で風間さんは言う。
「絵の道に限ったことではありませんが、ものごとを簡単に判ったと思わぬことが肝要です。つまり仕事の道に深くはいりこんでゆくことにお利口さんはむいていないということが言えます。
実際絵描きを長くやっている人たちの多くは、自分のことをバカだと思っている人が多いのです。それでも心ない人から面とむかってバカと言われたりすれば、やはり嫌な感じがするのです。」

 読書会はまさにこんな雰囲気。
サマーセット・モームが「月と六ペンス」で、画家ゴーガンはどこにいるときも、堅い木に自ら好んで腰かけるようにしていたと書いている。

 ならば、人は年を取ると、柔らかい椅子にふんぞり返り、他の人を見くびって発言するくせがある。
私はそんな地位を獲得できなかったので、心配する必要は無いが、常に自戒していたい言葉だ。

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| 古本読書日記 | 19:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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