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上橋菜穂子   「闇の守り人」(新潮文庫)

 「守り人」シリーズは10巻の長大物語。それでも、1巻、1巻が独立していてどの巻から読んでも構わないと思っていた。確かに独立はしているが、この2巻を読んで、このシリーズは話が繋がっていて、1巻から順番に読んでいかなくてはならないことを知った。

 この小説では、今後出版される「守り人」シリーズで活躍する人物の来歴が描かれる。

主人公の女用心棒のバルサは、幾つかの国のうちの、最も北の国カンバル国で生まれる。
バルサの父カルナはカンバル国王ナグルの主治医をしていたが、暗殺される。また国王ナグルも次の国王ログサムにより暗殺される。

 カルナは危ないと思い、幼少の娘である主人公バルサを短槍使いの名人ジグロに預ける。
ジグロはバルサの養父となり、バルサに短槍使いの奥義を教え込む。

 そして2人は放浪逃亡の末、25年ぶりにカンバル国に帰ってくる。

その時、カンバル国王ログサムは姦計により殺され、国王はログサムの息子ラダールに変わっていた。そして、ジグロの弟ユグロが短槍の最高の使い手として君臨して国民の英雄になっていた。

 暗殺や姦計はすべてユグロによってなされた。ユグロは嘘の話作りがうまく、口も達者で、国民はその嘘を信じた。

 ユグロは、ロシアのプーチン大統領に印象が重なる。
物語のクライマックスは悪党ユグロと主人公バルサの対決と、ユグロの嘘を暴く、ムサ氏族長の手紙の少年カッサによる国民の前での朗読。

 ウクライナの悲劇も最後は、この物語のようになって欲しいと心から思う。

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| 古本読書日記 | 06:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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