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上野千鶴子   「国境お構いなし」(朝日文庫)

 若い時代に世界を巡り、そこから異色の社会学者上野千鶴子が出来上がってゆく過程を描くエッセイ集。

 メキシコの中流家庭のパーティーに上野さんが招かれる。そこには家事をしたり、家回りの仕事をするお手伝いがいる。メキシコではアパートにも女中部屋が片隅につけられている。夫も妻も当然家事など一切しない。だから、妻は、洗濯機など手に触れたことはないし、ましてや操作方法なんて全く知らない。だから、女性である妻も、外で働く環境は整っている。

 私の勤めていた会社でも、後進国に勤務する人は、どこの家庭にもお手伝いさんがつく。
日本に帰任すると、奥さんが、後進国の生活になれ、家事、買い物をしなくなり、これで夫婦間がおかしくなり、別離してしまったなんてことが時々あった。

 女性の社会進出が、いろいろやってみても、日本ではなかなか実現してこない。
男も女も、平等に社会にでて、結婚してもダブル インカムの生活をする。家庭、育児などは、その収入で、別にお手伝いさんを雇って行ってもらう。海外から雇い入れても構わない。

 そして社会は完全に性差のない実力社会を実現する。
そうしなければ、どうにも男女平等社会は実現しないような思いがしてしまう。
こんなことを言えば、強烈な非難をたくさん浴びること間違いない。
それでも、時々寝物語で考えてしまう。

 アメリカなど先進国に進出している企業は、ローカルでその国に居住している日本人女性を採用している。

 アメリカなどでは、お茶くみはもちろんコピーなどの仕事を女性や部下に頼むことはできない。それで、ローカルの日本女性を雇い、職掌にない、上記仕事をお願いと駐在員が頼む。

 そうか、これでは、男女格差社会の実現は程遠いか。

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| 古本読書日記 | 06:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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