fc2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

七尾与史  「死亡フラグが立ちました!カレーDE人類滅亡!?殺人事件」(宝島社文庫)

 中世ドイツの小さな村のアベーユ家。アベーユ家では7代ごとに魔女が出現する。そして魔女が出現すると村は災厄に襲われ、消滅してしまう。そこでアベーユ家族はまた新しい村に移住し、そしてその村も滅ぼす。点々としていたアベーユ家は、やがて海を渡り、日本、カバラ町という、大都市郊外の町に辿り着き住みつく。このカバラ町には昔からアーケード商店街がある。コンビニやスーパーが進出しようとするが、建物建設途中で作業者が心臓麻痺で亡くなったり、不慮の事故が多発してスーパーやコンビニが町への進出ができなくなる。この商店街には「カバラ会」なる結社がある。

 当時日本では、男の子を妊娠した妊婦が、突然心臓発作で死んでしまう事象が起きていた。その事象は、事件性はないし、目立つ現象でもなかったので話題になることは無かった。

 また、視聴率が50%を超えるおばけ番組「美妊婦のミタ」が放送されていた。この番組を乗っ取り、魔女が妖術を発信し、これを見た、11月に男の子誕生予定の妊婦を死なせてしまおうとする。これに対し、天才投資家本宮、主人公のフリーラーター陣内、警察庁の敷島がたちむかう。

 しかし、この事件、いくら取り調べをしても殺人事件にはならない。呪い殺すという殺害は人間社会ではあり得ないから。

 しかし、とてもあり得ないようなトリックを登場させ白けてしまうミステリーより、呪い殺すという殺害方法を縦横無尽に展開させた、この作品の方が読んでいて面白い。

 でも、作品タイトルにある「カレーDE人類滅亡!?」の部分は本筋とは殆ど関係なく、不要な部分に思えた。

ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ<

| 古本読書日記 | 06:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT