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今邑彩   「つきまとわれて」(中公文庫)

 ミステリー短編集。タイトルにもなっている「つきまとわれて」が面白い。

 3姉妹のうち、美人で頭もよい長姉が、次女、末っ子の私に遅れて、結婚できずに会社で働いている。こんな魅力的な姉だから、恋愛もしてきたし、結婚直前までいったこともある。

 思い出すのは、学校教師の庄司とは結婚するのではというところまで行ったこと。しかし、歯科医との見合い話に心が動いて、庄司との結婚を断る。

 これに怒った庄司は姉に塩酸をかけてやけどを負わせる。ただ、うまく姉はよけて、首まわりにわずかに火傷の後が残っただけであった。

 最近姉に見合い話が持ち込まれる。相手は弁護士の金森。再婚なのだが、姉も36歳。悪い話ではなく、姉も乗り気だったが、姉が突然この結婚をやめたいと言い出す。

 末っ子が姉のところに行き事情を聞くと、「お前が結婚すると、結婚相手に塩酸をかけに火傷を負わせる」という脅迫状を見せられる。しかも5,6年前から無言電話や脅迫状がくるようになっている。

 怒った主人公の妹は庄司のところへ行き、文句を言う。すると庄司は「自分のところにも同じ脅迫状がきている」と実物を見せる。
 驚く。脅迫状をだしていたのは庄司ではなく姉だった。
姉は自分が純粋に愛していたのは庄司だった。姉は庄司と結婚したかったのだ。

 そうなのだよな。多くの人たちが打算や諦めで結婚する。やっぱり本当に好きな人と結婚したいよね。

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| 古本読書日記 | 06:03 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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