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松本清張 映像化作品集3「遭難」

土曜日の朝日新聞にはbeという別冊があり、
先日、「今こそ!読みたい 松本清張 獅子奮迅で描いた『昭和』」という特集が。
そこに、読者の人気ランキングがありました。

IMG_0131.jpg
「天城越え」は、タイトルだけ知っているけれど読んだことがないと気づきました。


爺やの感想はこちら
「たづたづし」は、前に感想を書いています。消されるにおいがプンプン。
この作品の「三十二というと、そろそろ浮気もしたくなるころである」や、
「張込み」の、「割烹着の下のスカートがいつもと違う!」と刑事が気付くくだりは、
「清張地獄八景」でネタにされています。

IMG_0129.jpg

「天城越え」は、そんなにピンとこなかったです。
十六歳は、そんなに幼いイメージじゃないですからね。
(逆に、三十二は女を囲うには若いと思う)
子供だからと容疑者から外される? 女の嬌声が断末魔に聞こえた?
行為の意味がおぼろげにしかわからない?
母親の浮気場面を思い出したというのも、とってつけたような感じだなぁ……と。

「遭難」は、犯人の奥さんが実家に帰っている理由が、犯行動機と関係しているところで、
予想を裏切られました。
てっきり、旦那が一緒に登山した同僚を死なせたことで、
親戚近所にひそひそ言われて耐えられなかったということかなと。
『清張ボタン』を押したのに、地獄へ落ちず、しれっと生き延びそうなパターン。

「声」は、時代を感じる設定ですね。
コールセンターの人が、犯人の声を聞き分けてしまうという犯罪モノも、
探せばありそうな気はしますが。

| 日記 | 00:36 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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