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木皿泉   「くらげが眠るまで」(河出文庫)

 年上なのに頼りがいのないバツイチの夫ノブ君としっかり者の若オクサン杳子の楽しい生活を描いたコメディドラマの脚本。

 本当は庭付きの家で、犬を飼いたかったのだが、かなわず、部屋でくらげのクー君を飼っている。

 2人が寝ぼけて、同じ夢をみている。
 
 ノブ君が机の上をみると、白い紙きれがおいてある。よく見ると、それは離婚届。
ノブ君が逆上する。杳子は「夢のなかのできごとじゃないか。」と懸命になだめる。
ノブ君は、夢のなかでも、懸命に優しくしてあげているのに。と憮然。

 場面変わって、ノブ君のズボンの後ろのポケットから白い紙がはみでている。杳子さんがすっととりだしてみると離婚届。
 今度は杳子さんが怒る。好き、愛してると調子いいこと言って心の底では離婚したいと思ってるんだ。
 そんなことは無いと懸命に否定するノブ君。
それで喧嘩の果てに2人は絶対に判をつかないと約束しあう。

 そして、2人はそんなこと思ってないのに、どうしてこんな夢をみるのか疑問に思う。
これはクラゲが見ている夢なんだと結論付ける。

 朝目覚めて、 ノブ君は安心しきって「何だこれはクラゲの夢だったんだ」と安心する。
杳子さんは「どうなるか待ちましょう。今夜のクラゲの夢を見るまで・・・・」
 少し面白いかな。

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| 古本読書日記 | 06:25 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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