木皿泉 「二度寝で番茶」(双葉文庫)
この本の2冊前に木皿さんの向田邦子賞受賞の脚本「すいか1」を読んだ。我々の思春期の時代はテレビではホームドラマが全盛だった。3世代が住んでいて、個性的な住人ばかりで、それぞれがちょっとした出来事を起こして、家族が騒動になるが、最後は皆が楽しくまとまるというドラマだ。
「すいか1」は、家族ではないが、昔ながらの下宿屋に個性的な住人が集まり、ちょっとした出来事をおこし、住人をかきまわす。読んでいて、昔のホームドラマと同じ。古いなあ、これで視聴者に受け入れられるのだろうかと疑問に思った。
それで木皿泉について調べてみた。驚いた。木皿は脚本家夫婦で2人で一つのペンネームで脚本を書いている。
しかも、夫和泉努は1952年生まれ、妻鹿年季子は1957年生まれ。私とほぼ同年代。ホームドラマ全盛時代に育ってきた世代だ。「すいか1」に私が同年代の雰囲気を感じたのもむべなるかな。
紹介した本は、2人でテーマ別にまとめたもの。
そのうちのテーマ。恋って何?恋は幸一杯で、スコーンと突き抜けて明るく楽しいもの。それを表す恋の歌であげている2作品。
「恋をしましょう、恋をして、浮いた浮いたで暮らしましょう。熱い涙も流しましょう。昔の人は言いました。恋はするほど艶がでる。」
「地球はちっちゃな星だけど、幸一杯、空一杯。だってだって私は恋しているんだもん。」
今や誰も知らない化石のような歌。
畠山みどりの「恋をしましょう」島倉千代子の「恋しているんだもん」。こんな歌がでてくるのだから、彼らの描くドラマ、私が郷愁を感じるはずだ。
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「すいか1」は、家族ではないが、昔ながらの下宿屋に個性的な住人が集まり、ちょっとした出来事をおこし、住人をかきまわす。読んでいて、昔のホームドラマと同じ。古いなあ、これで視聴者に受け入れられるのだろうかと疑問に思った。
それで木皿泉について調べてみた。驚いた。木皿は脚本家夫婦で2人で一つのペンネームで脚本を書いている。
しかも、夫和泉努は1952年生まれ、妻鹿年季子は1957年生まれ。私とほぼ同年代。ホームドラマ全盛時代に育ってきた世代だ。「すいか1」に私が同年代の雰囲気を感じたのもむべなるかな。
紹介した本は、2人でテーマ別にまとめたもの。
そのうちのテーマ。恋って何?恋は幸一杯で、スコーンと突き抜けて明るく楽しいもの。それを表す恋の歌であげている2作品。
「恋をしましょう、恋をして、浮いた浮いたで暮らしましょう。熱い涙も流しましょう。昔の人は言いました。恋はするほど艶がでる。」
「地球はちっちゃな星だけど、幸一杯、空一杯。だってだって私は恋しているんだもん。」
今や誰も知らない化石のような歌。
畠山みどりの「恋をしましょう」島倉千代子の「恋しているんだもん」。こんな歌がでてくるのだから、彼らの描くドラマ、私が郷愁を感じるはずだ。
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| 古本読書日記 | 06:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑