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酒井順子    「先達の御意見」(文春文庫)

 2003年、その年の流行語大賞にもなるのではと思われたエッセイ「負け犬の遠吠え」を出版し、大評判をとった。その時酒井さんと名だたる人生の達人たちとの対談を収録した作品。「負け犬」というのは、今では考えられないが「30歳以上の女性で未婚、子供がいない」女性のことを言う。酒井さんは今でも未婚ではあるが、男性パートナーと同棲生活をしている。

 作家の内田春菊が怒る。
電車に乗っても、老人や妊婦さんに日本人は席を譲らない。内田が4歳の子を連れて、電車に乗っていた時も目の前の若い男が知らんぷりを決め込み席を譲らない

 ひどいもんだなと読み進むと、内田はそのとき頭を金髪に染め上げ、サングラスをかけていたという。

 しかし男というのは情けない。仏文学者の鹿島茂によると、30歳以上の独身男は、1割はセックスフレンドがいるが2割は性を風俗で処理。残り7割はオナニーで孤独で処理しているとのこと。酒井が言う。「もったいない。たくさんの負け犬女性がいるのに、大量のスペルマを無駄に処理するなんて。」

 作家の上坂冬子。戦争直後にトヨタ自動車に就職し事務員として働いていた。
そのころ驚くことに、トヨタには女性社員の若年定年制度があり、定年年齢が27歳だったそうだ。27歳までに女性は結婚し、家庭にはいれということ。

 女性蔑視が社内規定で明文化されていたとは驚きだ。それも世界一のクルマメーカーで。

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| 古本読書日記 | 06:16 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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