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小倉千加子   「風を野に追うなかれ」(女性文庫)

 過激なるフェミスト小倉の作品集。1995年の出版でその時でも時代遅れの雰囲気があったが、かなり今では作品と社会状況に大きな乖離がある。

 敵は世にはびこるオジサン。

売春はいけないという。法律違反である。しかし売春は買春があるから成立する。そして買春をするのはオジサンたち。しかし社会は売春だけが責められ、買春は責められるどころか、言葉も殆ど使われない

 オジサンたちは、何でも新しいものが好き。だから買春は女子高生や女子中学生がターゲットとなる。それで、「今の中高生はふしだらで乱れている」などと吹聴する。

 買春の相手の女性は、いやいやお金のために相手をしているのに、みんな女性は喜んでいると思っている、三流週刊誌がそんなオジサンをくすぐる記事を氾濫させる。

 考えてみると、女子、女性が面白くない生活をさせられているのに、オジサンの言動ばかり。女の子は勉強はしなくていい。しつけが行き届いていて優しい、礼儀正しければ十分。
家の門限を決めるのもオジサン。なんでも「オジサン同盟」が女性の行動をしばりつける。

 売春している女性は補導されつかまるが、買春しているオジサンはつかまらない。
売春している女性も大きな快感を味わっているなんて記事を書いているのもオジサン。

 オジサンの地位はだいぶ下がってきたが、評論家の山口敬之氏の伊藤詩織さんへのセックス強要などを見ていると、まだまだオジサンの女性の敵としての岩盤は強固と感じてしまう。

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| 古本読書日記 | 06:17 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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