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額賀澪   「小説 空の青さを知る人よ」(角川文庫)

 今最も注目を浴びている若い女性作家額賀澪の本を何冊か購入して読んでみる。

 額賀は、書くことが大好きで、いつでも何かを書いていないと気が済まない作家ではないかと感じる。

 額賀の別の作品で書いていたが、作品を書くときには、担当編集者と何を書こうかと議論をして、小説のプロットを決めると言う。プロットさえ決まれば、そのプロットに従いながら、どんどん書けると。

 この作品も、角川得意のメディアミックスで売り込みをはかる作品。まずアニメで映画化されることが決まっていて脚本も出来上がっている。そこで、小説でも売り込もうとしてノベライズを角川が額賀に依頼する。

 額賀はアニメの内容が予め知っており、その流れに従ってひたすら小説にするのは得意だ。スラスラ仕上げたと思う。

 いつもなら、物語の簡単な筋を紹介して感想を述べるところなのだが、とてもこの作品ではできない。
 ただひたすら書くことが好きで好きでたまらないというだけで書いているだけ。とても読むことに耐えうる小説になっていない。
 これを本にして売る出版社の意図がわからない。

 主人公あおいが生霊である真之介と手をつなぎあって空を飛ぶところがクライマックスなのだが、アニメでは感動的場面を提供できると思えるが、額賀の描写は、平凡であり、面白いとあまり感じることはできなかった。

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| 古本読書日記 | 06:36 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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