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集院静    「無頼のススメ」(新潮新書)

 伊集院の本を集中して読んでいる。それにしても、伊集院がこんなに人生訓のような本をたくさん出しているとは知らなかった。そろそろ飽きがきた。まだ手元に同じような本が数冊ある。

 六本木の蕎麦屋に、夏目雅子とでかけた。その店で、蕎麦だけでなく、お酒をたくさん飲んだ。女将さんが、「今日は車で帰ってはいけないよ」と注意すると、夏目が「私が運転するから大丈夫」と言う。
 店の外にでて、伊集院が助手席に座る。
「知らなかった。いつ免許とったの。」
「免許なんて持ってないよ。大丈夫。お兄さんが運転を教えてくれたから。」

伊集院が夏目の家に行く。
そこにはいつも、身体の悪い子供がいた。夏目が介助しながら食事をあげる。
しかしその子は食べると直後一斉に思いっきり吐き出す。
夏目は「ダメな子ね」
と言って、吐き出した食べ物を何もなかったように、箸ですくいそのまま食べる。それが当たり前のように。

 伊集院も無頼だとは思うが、それ以上に夏目雅子は無頼だと思った。

伊集院は両親とともに、韓国から日本にやってきた元在日韓国人である。この作品で従軍慰安婦についてふれている。

 朝日新聞の捏造により、従軍慰安婦問題が起こった。しかし、捏造だからといって、従軍慰安婦は存在しなかったことにはならない。業者が斡旋したか、軍は斡旋したかは不明だが従軍慰安婦は確かに存在した。どこの親が自分の娘を従軍慰安婦として差し出すか。それはやはり強制であったろう。従軍慰安婦が存在していたことを事実として認め、それが戦争を起こしてはならない悲劇の象徴として語り継がねばならないと伊集院は主張している。

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| 古本読書日記 | 06:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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