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伊集院静   「続大人の流儀」(講談社)

 伊集院は最近、寿司屋や和食屋の味が落ちたという。それは、職人がいっぱしの人たちと同じように週休2日、そこまでいかなくても日曜日は休むようになったからだという。

 技や腕を磨け上げなければいけないときに、休むなどということはもっての他と言う。

甥っ子が、伊集院のところに来て聞く。
「就職が決まったのだが心構えは?」と。
「30歳までは、土日は考えず懸命に働き仕事を覚えろ」と。

今時、過労死の問題や働き方改革が喧伝されているとき。こんなことを言っていると時代錯誤、やっぱし団塊おやじだと言われたり、ネットで非難を集中的に浴びる。

 しかし30歳まで必死に働くと、会社にとどまっても、会社をやめることになっても、働いてきたことの自信が基盤になり、確実に人生を送っていけることが保証される。

 私も嫌われ爺だ。伊集院の主張に全面的に賛成する。

よく会社をひけて仲間と飲みにゆく。それを冷ややかにみる人がいる。仕事が終わってからも、同じ会社のやつとつるむ。そして、飲むと話題は会社の愚痴やら、上司の悪口、とにかく会社のことばかり。四六時中仕事のことばかり考えている。寂しい人生だ。仕事以外の趣味や話題はないのか。

 しかし、一日の8時間は少なくとも、会社に拘束されている。当然、仕事や会社の話になる。そんな時に、文学だ、芸術だなんて話をすることは無理をしているように思う。

 私は今の時代では典型的に嫌われる人間だ。わかっているが、それでもいい。

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| 古本読書日記 | 05:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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