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江上剛   「ラストチャンス 参謀のホテル」(講談社文庫)

 バブル絶頂期に一戸建ての家を建てた。借りたローンの金利が今からみるととんでもない高い利率だった。損したなあと嘆いていたらある日銀行から連絡があり、ローンを組みなおしましょう。安い金利にして決済期限も延ばしましょうと言ってきた。

 当たり前のことなのかと世間知らずの私は驚いた。銀行自らが利率の低いローンを提案してくる。

 今は、日銀の大金融緩和時代、公定歩合がマイナス金利の時代。この物語の肝は、老舗のホテルが新館建設などの費用として銀行から200億円を借り入れ。当初の金利は年利3%。しかし今は」マイナス金利の時代。私の経験からしても、銀行は利率引き下げを提案してくるはずなのに、3%のまま。ホテルの財務部長も銀行に利率の引き下げを要求しない。

 しかしある時銀行の貸出金台帳が1&に引き下げられているのに。ホテルの台帳は金利3%のままになっていることが発覚。

 差額の2%は手数料の名目で架空口座に振り込みがなされていた。この架空口座から、ホテルの財務部長と銀行のホテル担当者がお金を引き出して横領していた。

 こういう横領は、お互いの窓口担当が同一人物だと発覚されず、ずっと続く。

 公共工事でも業者からコンサルタント料などの名目で特定口座に裏金が振り込まれ、それを政治家たちが山分けをする。
 政治家の税金横領。これだから政治家はやめられないのだろうと思ってしまった。

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| 古本読書日記 | 06:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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