fc2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

アンソロジー   「街角で謎が待っている」(創元推理文庫)

 架空の都市蝦蟇倉市を舞台にほぼ同世代のミステリー作家が創るミステリー競作集。

主人公の私は高校一年、性格が根暗で人との会話が苦手、だから友達ができない。いつも一人で行動する。そんな私に友達ができる。名前は陽子。陽子は思ったことは言わないと気が済まない性格。それで相手をしょっちゅう傷つける。だから、皆から嫌われ友達ができない。そんな友達出来ない2人が友達になる。

 ある日、同じ1年生の引田勇と陽子が仲良く2人で帰るところに私が遭遇する。嫉妬心が募って私は2人を尾行する。2人は人気のない神社に行く。そこで驚くことに陽子がナイフを取り出し勇を刺し殺す。私は驚き、陽子を犯人にしてはならないと思い、穴を掘って勇の遺体を埋める。

 翌日新聞に引田勇が殺され、神社で遺体が発見されたことが報じられる。私は驚く。遺体は埋めたはずなに。誰かが掘り出し元の場所に放置したのだと。

 それから、陽子は1年F組の草野美希 同じ1年A組の久保川健二を殺害する。その後私が遺体が見つからないように隠す。ところが翌日には殺害した場所に遺体がもどされ発見される。殺された3人は陽子とは関係が無いし、3人の共通点は無い。

 陽子は何故3人を無差別に殺すのだろうか。陽子に思い切って聞く。

2年生になるとクラス替えが行われる。陽子が密かにクラスの決め方を調査すると成績が偏らないように成績1番はA組、2番はB組、3番はC組と振り分けられ、F組までゆくとこんどはF組から逆順に振られる。

 陽子は成績が6位だからF組となる。私は46位でD組。陽子は考えた、私と同じクラスになるためには3人を殺さねばならない。しかも、すぐに殺されたのは誰かがわからねばならない。だから、遺体はすぐ発見されねばならない。

 あの辛い友達のいない高校生活に戻りたくない。

実際にこんなことを実行する高校生は皆無だとおもうが、こんなことを考える高校生がいそうだと思った。北山猛邦の「さくら炎上」という作品。

ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

| 古本読書日記 | 06:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT