FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ナンシー関    「秘宝耳」(朝日文庫)

 「週刊朝日」に連載したナンシー関の「小耳にはさもう」を文庫化した本。時代は2000年前後。このころはどんな時代だったかというと、小柳ルミ子がダンサーの大澄賢也と結婚しすぐ離婚したころ。倉木麻衣が宇多田ヒカルの二番煎じと言われ怒った。羽賀研二が借金まみれで全く返済しなくて、それに女性が絡んで、大騒ぎをした頃。

 亡くなったばかりで顰蹙をかうかもしれないが、名選手の誉が高かった野村克也。

野村の本を読むと、野球選手の前に社会性のある人間たれとしつこく書かれている。ヤクルトの監督になったとき、あまりにも社会常識のない選手ばかりで、野球選手である時間は短い、引退後のほうが人生は長い、そのとき社会常識がないと、悲惨な人生となるから、と厳しくしつけたと書いてある。

 野村のことは知らないからなんとも言えないが、正直イメージだけだが野村がそれほど社会人として優れているとはとても思えなかった。野村は古田を自分が育てたとどこでもしゃべっていたが、古田はそれに恩義と感じることも無いし年賀状もよこさないと野村は怒っていた。古田は野村の言うことと行いの相違を嫌っていたのだと思う。

 それをその通りと強く印象つけたのが、再婚した沙知代夫人のテレビへの登場で、その尊大な態度と毒舌だった。もちろん野村がどんな女性と再婚するのは構わないが、何も沙知代夫人をテレビに出すことはない。もちろん止めても沙知代さんは出演していたかもしれないが。

 この時、沙知代夫人を徹底的罵倒したのが舞台女優の浅香光代。「金に汚い」「礼儀知らず」「弱いものいじめばかり」「何でも他人にやらせて何様のつもり」「良いところが一つもない」
と激しく言いたい放題。浅香対サッチーが最高潮だったとき、こんな舞台劇の宣伝ポスターが登場する。

「野村沙知代初舞台。浅香光代と『梅川忠兵衛』」。
日本中が目が点になった。

ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


| 古本読書日記 | 06:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT