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玉村豊男    「食客旅行」(中公文庫)

 私だけが知らないことのような気がして、紹介するのが恥ずかしいのだが。

 麻婆豆腐という料理は、初めて作られたのは130年前という比較的新しい料理。中国四川省の成都で油屋をやっていた夫に先立たれた陳さん、家が油を収めに行く人たちの通り道にあって、そこに油運びの人たちが休んで、お茶を飲んだり弁当を食べたりする休憩所になっていた。そこで妹と何か食べ物を作って商売できないかと考える。右隣が豆腐屋、左隣は肉屋。この2つの材料を使った料理を作ろうということになってできあがったのが麻婆豆腐。陳麻婆豆腐というのは最初に料理を作った後家さんの名前が陳さんというところからきている。この陳さんの店は今でもあって流行っているそうだ。

 玉村さんがフランスの小さな田舎町を訪れる。レストラン付きのホテルに泊まる。早速到着してレストランにゆく。グルヌイユ(カエル)のソテーを注文すると、今日はないと主人から言われる。で、主人が、もう一泊してくれ。明日の晩は用意しておくから、と言う。

 それでもう一泊して、グルヌイユのソテーを食べる。これが本当においしい。大皿一杯に盛られたカエルを、お替りまでしてしまった。

 腹一杯になり部屋にもどってごろんとなる。と、何か部屋が昨日と違う感じがする。何が違うのだろうかと考えると氣がつく。

 そういえば、昨日の夜は、庭のカエルの鳴き声がすさまじかったのに、今夜はカエルの鳴き声が聞こえないと。

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| 古本読書日記 | 06:37 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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