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群ようこ    「まあまあの日々」(角川文庫)

 群ようこが登場した40年前、特にエッセイが面白くて、新本がでるたびに読んでいた覚えがある。その後少し飽きて、読むのをやめた。20年ぶりくらい、久しぶりに手にとってみた。

 群さんは私と同年配。同じ暮らしを歩んできただけに、懐かしい話題が多い。そうそう昔はプロレスを見ていて興奮して脳卒中で亡くなるなんてこともあった。鉛筆はみんな「ボンナイフ」で削った。鉛筆削り器を持ったやつがうらやましくてしょうがなかった。

 我が家は百姓だった。農作業の時は、水に入る作業がなければ、地下足袋をはいて畑にでていった。小学校はいつころまでだったか。運動会では専用の足袋をはいていった。運動靴はあまり普及していなかった。

 待機児童が大きな問題になっている。施設が足りない。施設など増やせばと思うのだが、新設しようとすると、その地区の住民の反対にあい施設が建設できないことがしょっちゅうあるそうだ。

 そういえば、園児たちが散歩しているのをよく見かけるが、昔はみんなで歌を歌っていることが多かったが、一切最近は見られなくなった。
 園児がいると、うるさいとクレームがつくからだ。

 運動会の開催を知らせるための花火もうるさいということで、中止する町や学校があいついでいる。

 盆踊りが行われるが、音楽や音がもれてこない。会場に行ってみると、踊り手さんはみんなイヤホーンをつけ、そこからでてくる歌に合わせて踊っている。異様な風景だ。

 しかしクレームモンスターが怖いからとても言えない。

当たり前だった風景や風物が消えるか、その寸前にある。そんなことを憂いている私たちも早く消えなと言われているようで切ない。

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| 古本読書日記 | 05:52 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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