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辰濃和男  「辰濃和男の天声人語 自然編」(朝日文庫)

 1975年から88年にかけ、辰濃が執筆した朝日新聞の天声人語のうち、自然を扱った作品を選び本にしている。

 岩手県で何百年前の海鳥の化石が発見された。翼を拡げると6Mにもなる大海鳥である。
われわれホモサピエンスが登場する前は、地上では、トウヨウゾウが威風堂々と歩き、アマミノクロウサギが跳びまわっていた。

 生物の中には飛翔の自由を獲得したものがいて、生活空間領域を拡大して自由を謳歌していた。翼竜の時代、始祖鳥の時代だった。そして日本の海にも巨大鳥が多く生息していた。

 静岡県の掛川でも巨大鳥の化石が発見されている。ミズナギドリという巨大鳥である。

後世の古代史研究家は、きっとたくさんの20世紀から21世紀にかけて日本にいたたくさんの怪鳥を発見するだろう。

 永田町、霞が関一帯に生息したカザミドリ、ニンキトリ、ゼイキン科に属するマルドリ、スイトリ、ムシリトリ、ホジョキン科に属する、モギトリ、ハギトリ、ツカミドリ、ワイロ科に属するヨコドリ、カタリドリ、カスメドリ、ヤトウ科に属するアゲアシドリなどの多くの鳥の化石を発見するだろう。

 なかなか鋭い皮肉だ。

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| 古本読書日記 | 06:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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