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司馬遼太郎    「坂の上の雲一」(文春文庫)

 今頃になってぼちぼちとあまり熱心な読者でなかった司馬遼太郎未読作品を読み始めている。松本清張を読了したのかなと思ったときの冊数が183冊だった。長い間読み切るのにかかった。司馬遼太郎は文庫だけで300冊近くある。膨大である。現在まで2億冊が累計で販売されているらしい。

 司馬の作品は、単品、上下巻というのも無いではないが、とにかく3-4巻は当たり前。取り上げた作品も8巻まである。ひとつの作品ではないが、有名な「街道を行く」シリーズは43巻もある。全部読み切れるだろうか。

 「坂の上の雲」は「龍馬がゆく」とともに司馬作品では最も売れた超ベストセラー作品で誰でも知っている。今頃手に取るのはかなり恥ずかしい。

 この物語は現在の愛媛、伊予の国出身、騎兵部隊を創設した秋山好古、海軍で多くのすぐれた戦術を立案実行した秋山真之兄弟と2人の大の親友で、日本文学に改革を起こした正岡子規の人生をたどりながら、近代日本の勃興期を描いている。

 3人はいろんな経路を経て、東京にでる。明治7年に陸軍士官学校ができ、授業料が無料ということで好古は試験を受ける。その時のテストに作文がある。ところが好古は作文とは何かをわからず、大慌てでまわりの受験生に聞く。試験に受かり、生徒に制服と靴が支給される。靴ははいたことがなく、履くことに汲々とする。

 真之と子規は松山中学校に入学する。

驚くことに国語、修身が授業にない。韓国の積弊清算ではないが、江戸時代の悪い文化、学問は除去しないといけないということで学科からはずされていた。
 しばらくして、国語は学科として復活したのだが、教える先生がいない。神主にでもやらしとけということで神主が先生になる。

 英語教師、当時は松山など地方には殆どいない。教科書はパーレーの「万国史」など原書が用いられ、先生と一緒に声をだして読み。先生が一文、一文を和訳する。しかし、先生が訳せない文が多発する。
 その度に先生は首をかしげ「不可解なり」と言って次の文に進む。

第一巻は秋山兄弟が陸軍、海軍士官学校にはいり、軍の道を歩み始めるまでを描く。

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| 古本読書日記 | 06:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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