梨木香歩 「西の魔女が死んだ」
映画にもなったはず。
爺やの本棚で、手に取りやすい箇所にあり、なおかつ薄かったので、
秋の夜長の読書に選出。
女子中学生にしちゃあしゃべり方が気取っている気もするけど、
クオーターの繊細な少女ならありなのかなと。
魔女といっても、不思議なことは起きません。
「魂脱出成功」のメッセージも、生前に書いておいたのでしょう。
近所の粗野なおじさんとの和解を変に盛り上げず、
転校先で主人公が上手くいったのも努力の結果という展開にしなかったのは、
いいと思います。世の中そんなもの。
視点の移動があってちょっと読みづらいですね。
その時の主人公の立場では知りえなかったことも、いろいろ挟んでくる。
親が口にしなかった気持ちや事実とか、2年後や大人になってから理解できたこととか、
読者と主人公を置き去りにして盛り込んでくる。
同時収録の短編みたいに、言葉遊びも入れてノリで書いた文章だったら、
そんなものだと思うのですが。
爺やの本棚で、手に取りやすい箇所にあり、なおかつ薄かったので、
秋の夜長の読書に選出。
女子中学生にしちゃあしゃべり方が気取っている気もするけど、
クオーターの繊細な少女ならありなのかなと。
魔女といっても、不思議なことは起きません。
「魂脱出成功」のメッセージも、生前に書いておいたのでしょう。
近所の粗野なおじさんとの和解を変に盛り上げず、
転校先で主人公が上手くいったのも努力の結果という展開にしなかったのは、
いいと思います。世の中そんなもの。
視点の移動があってちょっと読みづらいですね。
その時の主人公の立場では知りえなかったことも、いろいろ挟んでくる。
親が口にしなかった気持ちや事実とか、2年後や大人になってから理解できたこととか、
読者と主人公を置き去りにして盛り込んでくる。
同時収録の短編みたいに、言葉遊びも入れてノリで書いた文章だったら、
そんなものだと思うのですが。
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