FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

松本清張 「砂の器」

以前に少し触れた記事はこちら
ちなみに、「砂の器」が比喩としてがっつり出てくる部分はありません。
「彼の言葉で、私は指の間から砂がこぼれるような虚しさを覚える」
とかなんとか、犯人に利用された女が遺書で語る程度です。
犯人の立っている場所が脆いというニュアンスが伝わり、いいタイトルだと思います。

IMG_9240.jpg

現代音楽と超音波でヘロヘロにして事故死(転倒)や自然死(心臓発作)を引き起こすって、
なかなか無茶があると思いますね。
「第一の事件の時は、この完全犯罪ができる装置は完成していなかったのだ」
と刑事たちが推測していますが……どうだろう(;´・ω・)
御手洗さんみたいな科学者が探偵役だったら、
血中のストレスホルモン濃度がどうだの、内耳の平衡感覚をつかさどる部分がどうだの、
それっぽく謎解きしそうですが。

犯人の動機がハンセン病にあることや、方言の分布というトリックが売りで、
映画化の際には超音波うんぬんを省いているというのも、わかる気はします。

不謹慎ではありますが、大きな災害があると、
「これに乗じて戸籍を偽造したり、新しい人生に乗り換えたりする人が」
と思います。
電磁記録もあるでしょうし、この犯人みたいにはいかないと思いますが。
そういえば、「十二国記」の中で、高里要(泰麒)は津波(蝕)で行方不明になったという設定。
既刊をとっくに手放したので、新刊が出たと聞いてもネタバレ感想を読むだけです。

| 日記 | 00:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT