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町田康    「リフォームの爆発」(幻冬舎文庫)

 町田は熱海にあった築30年の中古住宅を購入して移り住んだが、そこを、リフォームして、住環境を思い切って変えることにした。

 リフォームとは、住んでいる家の不具合を解消するということで、修繕とは異なる。

テレビ番組で人気のある「ビフォアー アフター」、多少の打ち合わせはしているかもしれないが、原則施主は設計者に、丸投げして、その仕上がりをみて施主が感動するという番組である。

 しかし町田の場合は、自ら何をリフォームするかを決める。
①人と寝食を共にしたいい場所がない二頭の大型犬の痛苦をとりさる(犬は町田さん2匹じゃない?)
②人を怖がる猫六頭の住む茶室・物置小屋、連絡通路の傷みによる倒壊と逃亡の解消
③細長いダイニングキッチンで食事をする悲しみと苦しみの解消。
④ダイニングキッチンの寒さ及び暗さによる絶望と虚無の解消

 この実現に、町田は工務店の担当者と時間をかけ検討、希望を受けてのリフォームの提案をもらう。

 この時、工務店の担当者がきちんと打ち合わせメモをとっているか、しっかり確認。そして見積もりを入手したとき、その内容がちゃんと反映しているか細かにチェックする。

 だから、水道工事一式のように一式がはいっている見積もりを信用しない。

不思議に思ったのは、担当者にメモを要求するが、町田が内容を書き留めている様子はない。町田が打ち合わせ内容の忘れは無いのだろうか。
 そして町田は、工事中にもしょっちゅう現場にたち、自分が思い描いているリフォームになっているか確認をする。

そこまでやらないと、納得できるリフォームは実現しないと町田は言う。その通りと思うけど、大変なことだとも同時に思う。

  読んでいて不思議に思うのだが、妻や子供家族のことがでてこない。確か町田には敦子さんという妻がいるはずだ。

 キッチンを大改造しているのに妻が全く登場しない。町田自身が料理をつくり、一人でテーブルに並べているのだろうか。それでこの改造?そんなことはないとは思うが・・・。

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| 古本読書日記 | 06:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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