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大島真寿美    「かなしみの場所」(角川文庫)

 主人公の果奈は眠ると決まって同じ夢をみる。幼いころ誘拐される夢。しかし誘拐したおじさんは優しく暖かく、素敵なおじさん。だから果奈は「天使のおじさん」と夢のなかで言っている。そして、果奈は夢を見ているとき必ず幸せそうな寝言を言う。

 その寝言を夫の亮輔に聞かれ、それを誤解され亮輔と気まずくなり離婚する。

 しかし、誘拐されたという記憶は全くない。

おばさんが半年間おじさんとマレーシアで暮らすことになり、その間おばさんの家に住むことになる。

 そこで、古いアルバムを見つける。それをみると、母は自分は2人姉妹だと言っていたのだが、見知らぬひょろっとした男の人がアルバムに登場する。おばさんの息子の康平にその男の人のことを聞くと、おじさんだよと教えてくれる。なかなか優しいおじさんだったと付け加える。

 おばさんの家におじさんからの年賀状があったので、書かれている住所を探して、おじさんに会いにゆくことにした。

 おじさんは、くずれおちそうなアパートに住んでいた。

おじさんに果奈は幼少時なついていた。おじさんが、面白い話をしてくれるからだ。

おじさんは仕事がうまくいかず、お金に窮していた。それで、お金の無心に母のところにきていた。しかし、断られ帰ろうとしていたところ、公園でみんなと遊んでいる果奈を見つけた。そして果奈に声かけると、果奈が飛びついてきて嬉しさをいっぱいに表す。それで、果奈を連れて帰る。その間、2人はこの上なく楽しかった。

 帰ったおじさんは、果奈の母親に果奈を返してほしければお金をくれと電話する。警察が入り、おじさんは逮捕。そして果奈の家とは絶縁になる。

おじさんは果奈に謝る。しかし、それでもおじさんは「天使のおじさん」だった。

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| 古本読書日記 | 06:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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