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アンソロジー 「近藤史恵リクエスト!ペットのアンソロジー」(光文社文庫)

 ミステリー作家の近藤が10人の作家に依頼し、ペットにまつわるミステリー作品を書いてもらう。その作品を収録している。

 汀こるものという知らない作家の爬虫類オタクの描写は中身はわからないが圧巻だった。作家名から類推しても、汀こるもの自身完全に異常な爬虫類オタクのように思えた。

 何しろ主人公が飼っている爬虫類。ヒョウモンドトカゲモドキというヤモリが六匹。ニシアフリカトカゲモドキ3匹、それにフトアゴヒゲトカゲにカメレオン。

 この爬虫類は3LDKの一室で育てられる。そこは365日いつも26度に室温設定でエアコンフル稼働。コンセントはタコ足配線。ヒヨコ電球といわれるミニヒーターが数十本。加湿器も稼働。超音波霧発生装置がある。そこにヤモリの抽斗が2つ。虫の衣装ケースが3つ。フトアゴヒゲトカゲのゲージ、カメレオンのゲージと止まり木、完全に熱帯地方のジャングルになっている。

 この爬虫類にあげる食べ物がすごい。すべて食べる直前まで生きているものでなくてはいけない。しかも、毎回同じ生き物だと爬虫類が食べなくなるので、餌のローテンションを作り、毎回餌をわける。

 その餌。つるつるの芋虫とコオロギ。それにデュピアーアルゼンチンにすむゴキブリ。更にヤモリがとくに好きなのがピンクマウス。これはまだ毛の生えていないネズミである。

 これら生きている動物や昆虫、幼虫を切り刻んで餌にする。
久しぶりに読んでいるだけで気持ち悪くなる小説だった。

 この作品集では、もっともよくできていたのが、作品編輯者の近藤史恵の「シャルロットの憂鬱」。
 シャルロットは元警察犬。犬は厳しい訓練を受け警察犬になる。しかし、訓練を犬は楽しそうに受けていると人間は想像しているが、犬だって訓練など受けたくないという気持ちがある。それがうまくでている作品だった。

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| 古本読書日記 | 06:16 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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