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石原慎太郎   「生きるという航海」(幻冬舎文庫)

 ビスマルクは言った。
「歴史において重要なことはすべて戦争により決定された。」

 あるいはキャロル リード名映画「第3の男」でのセリフ。
「永世中立、平和、平和、平和。スイスの平和が生み出したのは、ポッポの鳩時計くらいだが、ボルジア家の専制はルネッサンスを生み出した。」

 石原は言う。戦争により社会変革はなされ人類は進歩してきた。戦争は良しあしではなく、人類の公理だと。

 戦争を罪悪とは思わない。戦争を罪悪とし、平和が善とする考えは、ここ数十年にでてきた概念だ。カントも民族戦争は最高の美徳と言っていた。

 私たちが平和を望むのは、戦争より平和のほうが、人類あるいはその国とって大きな利益をあげると認識するとき。しかし、世の中では戦争をしたほうが利益を上げられると思える状況もあると。

 島国で、独特の文化、伝統を持っている日本を世界と相対的に比べ、石原は言う。
日本は世界の同心円上やその枠内にあるのではなく、遊離している。つまり世界は日本とそれ以外の世界とは分離されているのだと論じる。地球という望楼からながめると日本は分離され独立しているように見える。

 ここまできてしまうのかと驚愕を覚える。

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