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佐高信     「原発文化人50人斬り」(光文社知恵の森文庫)

 3年前、自治会長をいていた時、中部電力の火力発電所見学に連れていかれた。しかし、発電所での中部電力の説明は、太陽光などの再生可能エネルギーの不安定な発電能力や、火力発電のCO2など地球環境破壊の物質の拡散を説明して、いかに原子力発電が有用な方法なのか、その安全確保にいかに中部電力が懸命に取り組んでいるかの説明に終始した。

 正直、この見学旅行のすべての費用は中部電力が負担したのではと思った。

佐高信の本は、実体を追求せず、風評だけで決めつける傾向があるから、十分注意せねばならないと思うが、しかし中部電力の姿勢をみていると、原子力発電再開あるいは、既存の原子力発電所の設置には、想像を超えるお金がばらまかれたのではと思われた。

 数千万円のお金が、設置場所の個々の地権者に支払われた。さらに、政治家、原発推進派の科学者、それに文化人、タレントに糸目をつけないお金が流れた。

 数千万円が目の前に積まれれば、それを拒否できる人は少ない。原発は札束で関係者を引っ叩くことによって作られてきた。

 この本で取り上げられている、中国電力上関原発立地に反対する「上関原発音頭」は胸の奥までズシンと鳴り響く。

 町長選挙で50万
 旅行に誘うて1万円
 チラシを配って5千円
 名前を貸すだけ1万円
 印鑑集めりゃ金と酒
 ちょいと顔だしゃ寿司弁当
 金が欲しけりゃ中電さ
 これじゃ働く者がバカ
 原発推進ヨヨイガ ホイ
そして2番が、ずしんと堪える。
 人間滅びて町があり
 魚が死んで海があり
 それでも原発欲しいなら
 東京 京都 大阪と
 オエライさんの住む町に
 原発どんどん建てりゃいい

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