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玉村豊男   「有悠無憂 ゆとりあればうれいなし」(朝日文芸文庫)

 玉井は味わいのあるエッセイを創る、エッセイストであるし作家でもある。東京を離れて、今は長野県小県郡東部町に住居を移し、農業をしながら執筆活動をしている。

 玉村の畑の近くに熊がでた。しかし、玉村は犬を3匹飼っているので、あまり心配していない。今困っているのはウマだ。

 玉村の家の隣の私有地でウマを飼っている人がいる。自分の家は別にあり、毎日エサやりにだけ家から通ってくる。十分な量の食料になっていないのか、ストレスが溜まるのか、囲ってある柵からとびでて、周りの畑の農作物を荒らす。

 警察に届けるも、馬を取り締まる法律が無いと断られる。馬を飼っている男は、ウマに乗って街を歩く。そして馬を電柱になどに止めて、居酒屋で酒を楽しむ。馬には駐車違反の罪は問えない。

 玉村が出演したテレビ番組で、玉村が犬を引いている像が創られ登場する。番組が終了して、しばらくして、この像、記念にどうぞと番組プロデユサーから贈られてくる。高さ60cmもあり、置き場所が無い。困って庭に放置する。雨で、黒塗りが取れて、白黒のまだら模様になる。鳥の糞があちこちにこびりつく。

 仕方ないので自分の像を、自分で粉々に砕く。
その時、玉村は
「あのプロデユーサー、処置に困って贈ってきやがったんだ」と、怒りが沸き上がる。

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| 古本読書日記 | 06:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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