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米原万里   「必笑小咄のテクニック」(集英社新書)

 古今東西の小咄を分類紹介して、その面白さを論理的に解明した作品。
理論もそれなりに、面白いが、やはり多くの紹介された小咄が面白い。

 普通の小咄。
 注文した料理がなかなかこない、米原さんの友人の作家が言う。
「すみませんが私がメンチカツを注文したウェイトレスさんは、ひょっとしたら退職されたんじゃないでしょうか。」

 まあ、こういう真面目な小咄も悪くはないが、「ガセネッタ、シモネッタ」の米原さん、この本で紹介する小咄もやたらに下ネタ作品が多いのだが、それが本当に面白い。

 ヨボヨボの老人男性が医師を訪ねてきてバイアグラを処方してほしいと依頼する。
「健康状態は良好のようですから、問題ありませんね。それで、どれほど必要ですか。」
「ちょっとでいいんだ、ちょっとで。ま、4錠くらいもらっておこうか。ただね、先生、どれも細かく、細かく、砕いといてくれないか。」
「それじゃあ、効き目がありませんよ。」
「いや十分、十分。しょうべんするときにちゃんと取り出せて足にかからないようにすればいいんじゃから。」

 妻が夫に尋ねる。
「どうしたの荷作りなんかして。」
「もう君の過剰な要求に耐えられないんだよ。オーストラリアに行くんだ。」
「また何でオーストラリアくんだりまで。」
「オーストラリアでは、一回セックスするだけで、女が男に50ドルくれるんだ。」
 それを聞くと妻も荷作りを始める。
「私もオーストラリアにゆくわ。」
「なんでまた。」
「あなたか半年間50ドルでどうやって暮らすかみてみたいの。」

今度は淫乱の小咄。

「先生私あそこに毛が無いのよ。無毛症っていうんでしょうか。」
「どれ、横になってみせてください。一週間に何回セックスしますか。」
「週では勘定がむずかしいわ。一日7-8回でしょうか。」
「ああ、それなら心配ありません。交通量の多い交差点では、雑草もはえませんからね。」

こんな小咄を紹介していると、誰も私の書評を読まなくなるのではと心配になる。これらの小咄はすべて米原さんが紹介しています。その点よく理解していただくようお願いします。

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