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「名短篇ほりだしもの」 北村薫 宮部みゆき編

編者(選者?)二人の説明も面白いです。
伊藤人譽「穴の底」は、確かに怖いです。
石川桂郎「少年」は、私も宮部さんと同じ解釈・勘違いをし、
北村さんの語る正解に、なるほど、と。

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織田作之助「天衣無縫」
知恵袋とか発言小町とかに、
「うちの旦那、頼まれるとすぐにお金を貸してしまうんです。
 思い返せば、デートの時に持ち合わせがなくて私が払ったこともある。
 結婚してからは私が家計を管理して、給料の額を経理に確認しているけど。
 この前なんて、着ていたコートをリサイクルショップに売ってまで貸した。
 もうすぐ子供も生まれるというのに、どうしましょう」
とあったら、厳しいコメントがつくでしょうね。
子供がかわいそうだとか、わかっていて結婚したから自業自得とか。

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佐藤愛子さんも、
「夫の叔父が何度も借金を申し込んでくる。ほぼ返済されない。
 早くに父親を亡くした夫は、叔父に恩があるそうで、断れない」
という相談に、
「世間ではお人好しのアカンタレが鷹揚な大人物に見えることもありがち。
ひとごとながらイライラするねえ、この旦ツクは」
と返しております。

でも、この短篇は明るいトーンです。
外面だけよく、ヒロインに対して威圧的なわけではない。
憎めない旦那さんを尻に敷き、ヒロインがぷりぷりしている感じ。

| 日記 | 07:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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