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井上ユリ   「姉・米原万里」(文春文庫)

 著者井上ユリは、ロシア語通訳、エッセイストで有名な米原万里の妹。故井上ひさしの妻でもある。料理研究家として活躍している。本作は妹ユリからみた万里と家族を語るエッセイだ。

 父親も含め、米原家一族はみんな太っていて、大食い、しかも早食いの一族。有名な中華料理店で米原家も含め一族12名で全部で16皿を注文する。

 途中でボーイがやってくる。
 「あれ、失礼いたしました。回鍋肉はまだでしたね。すぐお持ちします。」
あまりにも、米原一族が早食いのため、ボーイが料理を出し忘れたと思いこんで、回鍋肉の他にも数皿同じ料理がでてきたそうだ。

 20代はじめのころ、真里には恋人がいた。
レストランでコース料理を食べる。メイン料理を万里が食べ終わったとき、恋人の料理は皿の上にたくさん残っていた。
 恋人が「よろしかったらどうぞ」と差し出した。
これ以降、恋人からのお誘いは無くなった。

 驚くべき一族である。

米原万里は常識を飛び越えた行動力、感受性をもつ個性的な人だった。それに比べユリさんは社会性を備え、常識のある女性に思える。だから、万里を描いても、殻を破るような破天荒な描写は少ない。

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