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レスリー・メイヤー  「新聞王がボストンにやってきた」(創元推理文庫)

 年にほぼ一冊の割合で出版される新聞記者ルーシーシリーズの弟10作目。

メイン州の小さな町ティンカーズコーヴで週刊新聞を発行しているテッド、そのもとでバイト記者をしているルーシーが、北東部新聞協会の年次総会に出席するためにボストンにやってくる。

 この協会は、大手出版新聞グループであるパイオニアプレスによって運営されている。
その総会の最初の夜、パイオニアプレスグループの総帥ルーサー・リードが突然倒れ急死する。そして警察は、彼の長男ルーサー・リードジュニアを殺人の容疑で逮捕する。

 新聞発行部数の急減、出版不況のあおりを受け、パイオニアプレスグループの経営状況は厳しく、このまま行くと破綻するのではという噂もでていた。そこでルーサー・リードはこのグループをナショナルプレスグループに売却することを考える。しかし、ジュニアをはじめ売却を反対する人間も多くいて、抗争が激化していた。ここに共和党から議会選挙に立候補予定をしていたモニカなどが絡み、事件がかなりきな臭い雰囲気になっていた。

 こういう雰囲気のミステリーはたくさんある。社会派ミステリー。どんな泥臭い抗争のはて犯人は果たしてだれかと読み進むのだが、しばしば肩透かしを食うことがある。

 この作品も、その典型。
実は、ルーサー・リードは社内の女性に次々手をつけ、それを1-2年ほどで捨てる。それによって、恨みと怒りを持った女性記者がリードを殺害するという結末。

 こういう竜頭蛇尾の小説に出会うと本当にガックリする。

この小説である女性を似ている人として「イヴァナ トランプ」という名前が登場する。これはアメリカ トランプ大統領の前々妻である。

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