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レスリー・メイヤー  「授業の開始に爆弾予告」(創元推理文庫)

 主婦ルーシーが活躍する、ルーシーシリーズの弟4作目。

ルーシーは小さなアメリカの町、ティンカーズコーヴで4人の子供と夫とともに暮らしている。臨時雇いで、地元の小さな新聞社で働いている。

 その子供たちが通っている小学校に爆弾予告の通信があり、爆破寸でのところで、生徒を避難させ、被害者はいないと思っていたのだが、身体障碍者のトミーが不明ということがわかり、何とかせねばと消防、救急隊員はあせったが、トミーを見つけ出せずに爆破は起こる。その爆破の中、副校長のキャロル・クレインがトミーを抱きかかえ、脱出。トミーは助かる。

 クレインは町の英雄となる。

この救出にきなくささを感じたルーシーがクレインについて調査する。

 クレインはメイン州の田舎町クィヴェットネックの出身。利発な可愛らしい子供だった。
しかしクレインの父は学校の用務員。暮らしは貧しく、町が提供するビニールハウスで生活していた。日本でいう中学校を卒業すると、お金持ちの家の手伝いとして働きだす。

 そこで、家の息子が溺れていたのを救って、今までに経験したことのない称賛を浴び人生の道が開ける。大学卒業までの費用を全部大金持ちの家が持つことになった。

 大学を卒業して学校の先生となり副校長となり、その学校からティンカーズコーヴの小学校に副校長となってやってくる。

 奇妙なことに、クレイン、前の学校でも火事騒ぎがあり、逃げ遅れた生徒を救出して英雄になっている。
 その英雄クレインが、彼女のアパートの部屋で殺害される。

クレインはクィヴェットネックの生活には戻らない。生活スタイルも距離もクィヴェットネックとは大きく離れる。そのためには、どんなこともするという強い決意で行動する。その一つが決死の救出劇を計画し実行する。

 それから、セックスやセクハラを仕掛け、男を追い詰め、弱みを握らされた男を踏み台にして人生を切り開く。

 美人で可愛い女性が、こんな意図で接してくると、男は間違いなく篭絡されてしまうということを作品を読んで思ってしまった。

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| 古本読書日記 | 06:15 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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