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山田詠美 「明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち」

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あとがきで「山田詠美が書いたサザエさん」と長島有氏が評しています。
「禁じられた遊び」や「ある愛の詩」を見て泣く女性や、
「人と人はちゃんと会って話さないと駄目だ」と語る男を、語り手にしている。
三兄弟にそれぞれ相手を用意し、最終章で恋がどうなったかをまとめる。

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村山由佳・宮本輝・宮下奈津・橋本紡・角田光代などなど
「こういう設定、こういう展開、覚えがあるな」と他作者の作品をぼんやり思い出し、
「でもこれ、山田詠美なんだよな」と再確認。
言うほど山田さんの作品を読んだことないんですがね。
そもそも、「私は十五の時から娼婦だった」「黒人のリックはベルベットの舌を持つ」みたいな、
性愛と酒の匂いがする本だったら、最初から読んでいませんが。
(そういうイメージの作家さん)
センスの良さや鋭い言い回しはあると思いますが、この作者らしいかって言うと、そうでもないのかなと。

書名からして「誰にでも起こりうること」「死の乗り越え方の一例」という感じなので、
奇抜な内容である必要はなく、「ああ。一段落したな」と読後感がよければいいのです。
いい話です。

| 日記 | 20:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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